~ 素直さと感謝 ~
さあいよいよテスト月間です!
受験生は最後の公立試験(2月20日、21日)。中学1,2年生は学年末テスト(2月15日、16日)にあります! 受験生は人生に影響のある大事なテストですし、1,2年生も「内申点」に大きく関わる大事なテストです。悔いの残らないように準備をし、本番のテストでも諦めることなく最後の1秒まで戦い抜いて欲しいと思います。
1,2年生ですが、今回は皆さんしっかりと学校のワークに取り組めています。いつもならばテスト前日に急いで学校のワークに答えを写している生徒さんがちらほらいるのですが、今回は10日前にはほぼ皆さん1回目が終わろうとしています。自分の今までの生活スタイル、パターンを変え、より負担、負荷の多いスタイル、パターンにすることは大変なエネルギーと決心が必要です。
私たち講師陣は、今までの自分たちの経験や、周りの友人等を見て、成功している人の勉強方法や努力の方法を具体的に伝えることが第一の仕事です。しかし、それは大抵心身ともに大変なことが多いですから、次の私たちの仕事は、そういった良い勉強方法などを実践することのお手伝いです。まずは一緒に塾でやるようにします。次に宿題で取り組むように促しますが、そうそう最初はできません。宿題にすら取り組めないことも多いです。しかし、次の授業で宿題をやってきていなくとも、強く怒ることはありません。もちろん「成績を上げるためには宿題をやる必要性」は何度も説明します。宿題に取り組めるようになるのに2年近くかかることもありますし、3年間ほぼ宿題に取り組めない生徒さんもいます。しかし、待ちます。もしくは、自分でやりたい勉強やテキストでもいいし、もちろん学校のワークに取り組んでもいいし、仲の良い友達が使っているテキストでもいいよと伝えます。そうすると、「それならいいかな?」と思い、取り組み始める生徒さんもいます。
そうなってくればしめたものです。現在売られているテキスト、参考書の類いは、どれも本当に素晴らしいので、どれに取り組んでもらってもいいのです。ただ塾や学校では統一されていた方が授業がしやすいと実はこちら側の都合だけですから…
そうやって少しずつ自ら家庭学習に取り組めるようになれば、徐々に学校の定期テストの点数が上がっていきます。いつも申している通り、30歳ぐらいまでは失敗から学ぶことよりも、成功から学ぶことの方が多いし、影響力があります。ですから、少しでも、一教科でも成績が上がってくれば、だんだんと「欲」が出てきます。どの動物もそうなのでしょうが、この「欲」が進化には必要です。
ただし、「自己流」はいつか限界が来ます。
そのときに、とことん自己流を貫くのか、素直に周りの声に耳を傾けられるのかがその後の成長度合いに大きく影響してきます。
成功したいならば、失敗したくないならば、本を読むことです。
言葉は私たちにとっては第二の遺伝子です。おそらく現代の人間が悩んでいることは、ほぼすべて先人たちも経験し、その何人かが解決方法を言葉に残してきています。特に学校のテストや受験などというものは、研究し尽くされ、テキストも勉強方法もほぼ完成しています。ですから、学校や塾など行かなくても、市販されている参考書、問題集、そして最近ではインターネット等を参考にすれば、おそらく自分の実力はほぼ100%発揮できるようになるでしょう。
では、なぜ塾等はいまだにあるのか?
それは、人間は当たり前のことを当たり前にやりきることが非常に難しい。特にひとりで何か目標を達成しようと思ってもほぼ不可能。そこで、塾でその確立された勉強方法や勉強時間などを教えてもらい、そして、まずは講師陣や仲間たちと「一緒」にそれらを実践し身につけるために来塾してもらっています。そこでその方法ややりきる気持ちの強さが身に付いたら、特に塾に来る必要はないのです。現に以前、クラブ活動等で忙しいということもあったのですが、勉強方法と良いテキストがほしいということで、週一回だけ来塾し、常に400点以上を取っていた生徒さんもいました。
早く大きく伸びるには、先人たちの声を聞くことです。そして、その声を素直に聞き、感謝することが大事なのです。もちろん思春期にもなって、親や学校先生の言うことを盲目的に聞いているようでは将来心配ですが、それでも、ここぞという大事な場面で、先人たちの声を素直に聞き、感謝できる心を育んであげたいですね。
それでは、皆様2023年度もあと少しですが、全力で頑張りましょう!!