やまと学院. 
～ オーディオブック ～
いよいよ新年度が始まりました。
塾では少し早く３月から新年度となりましたが、皆さん積極的にしっかりと前学年の復習に取り組めていたと思います。基礎ができていた生徒さんはこの１ヶ月で十分復習ができたと思いますが、普段の定期テストで五科３５０点以下の生徒さんはまだまだ基礎が固まっていないようです。しかし、受験勉強、学校の定期テストは出題範囲が決まっており、かつ全ての問題の解法が完成されているものです。基礎を徹底的に、そして何度も繰り返すことで必ずできるようになります。たしかに基礎･基本を何度も繰り返し練習することはあまり楽しいことではありませんが、講師陣も含め、笑顔を忘れずに、少しでも楽しんで取り組んでいきましょう。学習内容はともかく、昨日までできなかったことができるようになるということは、人間にとって非常に大きな喜びです。目標を立て、その目標をしっかりと達成し、できなかったことができるようになる喜びを是非弊塾で、塾生みんなで味わっていきましょう！
４月の学習内容ですが、基本的に新年度の学習内容に入っていきます。ただし、基礎･基本が不完全だと思われる(担当講師と塾長で相談して決めます)生徒さんは、同時に前学年の復習にも取り組み、新年度の学習は基礎レベルの問題を丁寧にしっかりと学習していきます。また、基礎･基本ができている生徒さんは学校の進度に関わらず、どんどん進めていきます。その際、１００％理解できていなくて結構です。７０％、８０％の理解で十分です。その内容を後日学校で丁寧に学びますし、さらにテスト前にもしっかりと復習しますので。
歴代の学年１位の生徒さんたちを見ていても、初めて学ぶことを一回の説明ですぐに理解できる人はおりませんでした。二度、三度とわからないことは質問し、完成に近づけていきます。そして、テスト当日には完璧に…！ ですから、一度や二度説明を聞いてわからなくて当たり前だと思って、恥ずかしがらずに、どんどん講師に質問してください。その代わり、教えてもらったことはしっかりとテキスト等にメモを取り、宿題等で復習し、必ず身につけるのだという明確な意思が必要です。
頑張ってくださいね！
今月皆さんにご紹介したいのは、特定の本の内容ではなく、読書の新しい形、方法です。「オーディオブック」という言葉、日本ではここ数年少しずつ耳にするようになってきたと思います。たとえばAmazonさんのサービスだと「Audible（オーディブル）」というサービスになります。このAudibleならば、月額1,500円で聴き放題となります。
そもそもオーディオブックとは、「耳で聞く読書」ということになります。子どもたちが小さい頃に大人から昔話を聞くようなものです。これの利点は、
・耳から音声で情報を得る
・隙間時間に読書ができる
・テストにも役に立つし、将来、働くようになって会議等にも役に立つ
まず、耳から音声情報を得るのは大変有効なのです。実は「文字」というものは古代では特殊な職業の人たちだけが独占していたもので、一般人が広く使うようになったのは、ごく最近です。ですから、目から入ってくる文字情報は、実は一度脳で音声情報に変換されて、理解、記憶されるのです。ですから、通常の読書よりも、音声による読書の方がひとつ脳の作業が減り、負担が小さくなります。ちなみに、最近の研究でも、文字による情報、音声による情報、その両方からの情報の順で、理解が深まることがわかっています。ですから、読書が苦手…という生徒さんは、是非Audible等で聞く読書を始めてみて下さい。ちなみに、日本人の平均読書数は3～4冊/月です。オーディブルならば、どんなに長い小説でも週に１冊は余裕で聞けます。また読書量と収入もかなり関連性があるとのことですから是非。
またオーディオブックは、家事や車の運転中(自転車の運転中は危険なので厳禁！)など今まではとても読書できなかった時間に読書ができるのも利点です。今までの通常の読書にオーディオブックを追加すれば、相当数の読書量になります。
最後に、オーディオブックは非常に脳の活性化にも役立つのではないかと感じています。私も車での移動時間でAudibleを聞いています。しかも、音声技術の進歩により、２倍速で聞いていてもとても自然に聞こえます。そして、オーディオブックを聞き始めてから、議会や委員会でのやりとり、いろいろな会議でのやりとりが大変よく聞き取れ、理解できるようになっていると強く実感しています。最近の入試でも聞き取りは必須ですし、もちろん大人になれば重要な会議も増えます。是非ともこういった素晴らしいサービスをまずは親(大人)から利用し、その姿を見てお子様たちがまねてくれることを望んでおります♪
